部下の育成で失敗する原因について

職場環境
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会社組織の中では、大なり小なり上司と部下という関係が生まれます。

自分に部下ができれば、部下の扱い方に頭を悩ませるのではないでしょうか。

部下が育てば、上司も鼻が高いでしょう。

自分の手柄にする人もいますね。

しかし、その手柄話は、あくまで自己満足、かつ、独りよがりでしかありません。

反対に、あまり話の話題になりませんが、部下の育成に失敗している人は山のようにいます

しかし失敗は失敗とは意識されていません。

失敗は部下自身の責任となり葬られます。

人材が悪かったの一言で終わりです。

ほとんどの人が育成に失敗するのです。

その原因について解説します。

上司と部下の関係では人は育たない

上司・部下の関係は、同じ部署内の関係です。

同じ部署での上司・部下の間には利害関係ができてしまいます。

部下がミスをすれば上司にも責任がありますし、部下が好成績を収めれば上司の評価も上がります。

しかし、その仕事の過程や結果を客観的に評価できないことで、お互いの信頼関係に溝ができることが結構あります。

部下が好結果を出した場合

上司は自分の指導の賜物であると勘違いします。

部下は自分の評価の低さに辟易します。

部下がミスをおかした場合

上司はすべて部下に責任を追及、事後処理をさせる。

部下は上司の言われた通りにやっただけ。上司の判断ミスと思う。

利害関係がある間柄では、人はお互いのダメの部分に目が行きがちになります。(すべてとは言えませんが、大方このような関係が多いはず)

お互いに業績の悪さを相手の所為にしがちです。

上司は部下の仕事振りに自分の評価を左右されますので、徹底的に良いパフォーマンスを部下に望みます。

パフォーマンスが悪ければ、自分の指導力の無さよりも、部下の資質を疑います。

部下はそんな上司に対して信頼がおけなくなります。

部下は上司の考え方に納得できないので、結果の出る仕事は上司が作り出す環境の所為で結果の出る仕事が出来ないと愚痴を言います。

良い関係は築きにくいので、良好な関係なら得られるはずだった高パフォーマンスは生まれません

長い間、同じ部署内で上司・部下の関係が続くと成長を抑圧してしまうことがあります。

育てるという考え方が失敗を生む

会社内での部下という存在は上司の所有物ではありません。

たまに勘違いした人がいるのですが、部下とは同じ会社に所属している個人に他なりません

何月が経てば、かつての部下が現在の上司という事も普通に訪れます。

ですから、部下であったとしても、たまたま同じ会社で働くことになった個人同士という認識を忘れてはいけません

会社内では上司も部下も自分では選べません。

ですので、部下も上司を無条件に尊敬できませんし、上司も部下を無条件に信頼できません。(やはり相性次第で関係性が変わると思います)

上司は部下を育てるというような傲慢な考えは捨てるべきです。

部下を自分の考えだけで扱ことがそもそも間違いです。

そういう考え方が失敗を招きます。

育ててやる、しつけてやる、教えてやるはNGです。

そもそも自分の方が人間的に有益で上位などという考え方が捨てれない人は、パワハラ行為しかできない人です。

普通の会社内ではそんな人はいつか大失敗してしまいます。(ブラック企業は別ですが・・・)

部下の仕事振りにストレスを抱える人は考え方を変えるべきです。

考え方を変えればストレスは軽減します。そして部下に対して少しずつ敬意が生まれます。

上司は所属部署の抱える仕事をすべて自分がしなければならないと自分で仮定します。

膨大な仕事量をこなさなければならない状況で、部下ができる範囲でその仕事を引き受けてくれると考えます。

そう考えると、部下に対して、あれもこれもできないというマイナス思考の考え方から、あれはやってくれる、これもやってくれるというプラス思考の考えに変えることができます。

そうすれば部下の存在価値というありがたみが分かります。

上司に感謝されれば部下も期待に応えようとします。(モチベーションが上がる)

徐々に信頼関係が築けます。

このように考え方を変えて、お互いが消耗するマイナスな考えは削減すべきです。

仕事ができる人かできない人かは最初から決まっている

部下を育てるという考えはあまり意味が無いと思います。

そもそも、仕事ができるかできないかは、本人次第というのが結論です

どんなに優秀な上司が指導しても、できない人はできません。

どんなにダメな上司が指導してもできる人はできます。

なので、教育や指導などは一時的なものであって、大勢にはまったく影響がありません

部下の育成問題に悩むような事は、単なる時間と体力と精神力の無駄に他ならないです。

人材育成に成功も失敗もありません。

育ったという結果は個人が導き出した結果です

しかも、その結果は単に一会社内だけの話(会社内だけのものさし・基準)ですので、転職先ではどうなるか分かりません。

ダメと思っていた部下が、他社や世間では成功者になっているかもしれません。

社内で優秀だった人材が世間では通用しないこともあり得ます。

上司にできる部下の指導は見守ることのみ

では、上司は部下に対してどう接したらよいのでしょうか?

結論は、焦らずに見守ることだと思います。

仕事の過程では、ちょっとした外部の刺激も必要であるとは思いますが、結局は

自分で感じ、考え、行動して失敗し、そこから新たに学び、また考え行動する、の繰り返しであります。

PDCAサイクル)参照:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これが分かっていても、大半は余計な口出しをはさみます。

なので、部下は途中で嫌気がさして心が折れるのです。

とにかく外野の意見を素直に聞き入れる事は、時間が経つにつれて難しくなって行きます。

人は成長しますが、すればするほど、自分の考え方をすんなりと変えていけません。

同じ環境の中では、謙虚さはどうしても失われてしまいます。

人の意見(指導)を素直に聞き入れることができるかどうかは重要ではありますが、それが全てではありません。

成長できるか否かは最終的には本人次第が結論になってしまいます。

ですので見守ることによって良い関係を構築するが重要です。

お互いが学びあえる気持ちの持ちようが理想です