意識はもどった。だけど「せん妄」を起こすお話

入院・手術
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倒れて意識不明になり4日目に意識がもどり5日目から記憶が戻りました。

看護師さんが朝やってきます。最初に「お名前教えてください」「今日は何月何日何曜日ですか?」「ここはどこですか?」と同じ質問がありました。

名前は言えるのですが日付と場所が言えません。近いところまで言えますが間違ってしまいます。

間違うとすごく残念な気持ちになってしまいます。頭がはっきりしない状態でした。

妄想・錯覚・幻覚などをみる「せん妄」状態でした。

会話の内容が実際と違って聞こえる

常時ではないのですがたまに実際に言われている内容と違う内容で会話していたようです。

覚えているのは担当医の先生が言いにくそうによそよそしく私に近寄ってきて、実際と違う病名を告げようとするのですが、言いにくそうなのを察して自分から「わかってました」と言ってしまうようなドラマの茶番劇をリアルで演じていました。

実際には妄想だったと後で気付いたのですが、このようなことが立て続けに起こってました。

ネガティブな妄想が実際に会話しているような感覚で起こっていました。

アニメーションが天井や壁に映る

周りの天井や壁にアニメーションが映し出されました。

昔のアメリカのアニメのようなドタバタ劇が天井に映ってみえたり、ベッドの仕切りのカーテンが急に光だして変な音楽が聞こえてきたり、点滴の袋が急に人形に変化していました。

小さな文字が急に大きくなってぐるぐると周りはじめたりと意味不明なのですが、なんの疑問もなくその映像を見ていました。

夢(のようなもの)を起きている状態でみる

寝ている状態と起きている状態の区別がつかなくなってきて、起きているけど夢をみているような状態でした。なので見ている夢を現実と認識してしまいます。

覚えている夢はすべて嫌な夢です。すべてネガティブな内容でした。あまりにも苦しくなってしまい、迷惑をかけたくないという思いで言わなかったのですが家族にそのネガティブな内容を話したりしていました。すると大丈夫大丈夫と言ってくれました。思っていた反応と違いちょっとほっとした気持ちになったりしました。

妄想と現実が入り混じった混沌とした状態でした。

そばに居ないはずの人が居るように感じる

周りに敵意を感じ始め、居ないはずの人が居るように思えてきます。

なのでベッドの周りのカーテンが閉まっていないと落ち着かなくなり、すぐに閉めようとします。

追われているよな感覚です。

看護師さんにまでなにか疑念を持ったりしていました。身体に入っている管を抜こうとしたり、変な注射うたれたらどうしようとか考えてました。

だんだん現実にもどる

入院中は起き上がることもできずとにかく暇なのですが、ネガティブな妄想に襲われていたのでほとんど毎日絶望していました。

色々と気になることはあるのですが、絶望しているので気になることも考えることができませんでした。

ある日先生が薬を入れるのを辞めますといわれたのですが、その途端に徐々に現実にもどっていくのを少しずつ実感しました。

そして瞬間的にいままで自分はおかしかったんだなと気づきました。救われた気持ちになりました。

退院して調べて分かったのですが、おかしな状態はせん妄状態であってその症状は人によってちがうということがわかりました。